「……晴人先輩。」
「なに。」
「好きです。」
「ん。俺も。」
「大好きです……!」
もう頬が緩んでしまう。
今の私の顔はだらしない。
そしたら晴人先輩が黙ってしまう。
どうしてだろうと思って見てみれば、晴人先輩の頬がほんのりと赤い。
あ、照れてる。
そういうところは変わらないんだな。
可愛い。
でもまさか鈍感だと思っていたら、違うかったなんて。
それには驚いたな。
なんて思っている間も頬はゆるゆる。
「今可愛い顔すんな。」
「へへっ……我慢できないんですよ。」
もうこんなにも晴人先輩のこと好きになっちゃってさ。



