「あの、晴人先輩。」
「なに?」



「私って、もう晴人先輩の彼女ですか?」
「そうだけど?不満?」



「そんな…!めっそうもございません…!
嬉しいです、死にます!」



「あっそ。」



言葉こそ素っ気ないのに、もう表情が優しくてどうしよう。



嬉しいし特別感ある。
この晴人先輩を独り占めできるなんて。



「もう本物の恋人ですね!」
「ん、そうだな。」



「じゃあ次は結婚ですね!」
「……気が早すぎだろ。」



「結婚前提のお付き合いということで!」
「違う。」



「えー、悲しいです!
泣きますよ、私。」



「泣けば?」
「大好きです!」



晴人先輩はやっぱり返答は冷たいけど、そんな晴人先輩も大好き。



その勢いで抱きついてしまう。