冷たくするくせに優しくもするから本当どっちなんだ!ってなる。
まあ結論から言えば先輩は私が気になってるってことになるんだけど。
「……ふふっ。」
「笑い方まで気持ち悪いんだな。」
「私、西田先輩からの気持ち悪いは褒め言葉としてとってるんで!」
「どんな思考してんだ。」
「西田先輩が好きすぎる思考してます!」
「……はぁ。」
最終的には呆れてため息をつかれたけどそんなの気にしない。
駅までの道はずっと隣に西田先輩がいる。
わざとだけど歩くスピードを遅くしてみればちゃんと合わせてくれるから紳士的だ。
これで走ったりでもしたらついてきてくれるのかな?
……さすがにそれはないか。



