先輩、好きって気づいてください!






それに今、おめでとうって!
莉乃って呼んでくれた!!



「……へへ……」
「お前ってマジで単純なんだな。」



「だって、誤解が解けましたもん。」
「だから誤解だって言ってんだろ。」



「ダメですね、私。


だから西田先輩、もう一回おめでとうって言ってく……」



って、ん?
どうして西田先輩は私の誕生日知ってるの?



蘭と鈴も知らなかったっていうのに。



「……あの、西田先輩?
どうして私の誕生日知ってたんですか?」



疑問に思って聞いてみる。
すると西田先輩は意味深に笑った。



「どうしてだろうな。」



「……えっ?……えぇ!?
また私言ってました!?」



「まあ、そんな感じ。」



そんな感じって……なんか変。
怪しい、絶対何かある。



でも考えてもわからないため、結局深く考えるのはやめた。