でもいいよと言ってしまったからには仕方ない。
だから江本に付き合ってあげる。
そして色々なお店を見て回って、プレゼントを買い終える頃には外はもう暗くなっていた。
「……お前ってマジで鬼だな。」
買い物が終わって、外に出るなり江本の第一声がこれ。
理由はただ一つ。
私の誕プレに、今日一目惚れした服を買ってもらったからだ。
しかもそこそこ値段もするやつで。
「いいじゃん、付き合ってあげたんだし!
服ありがとう。」
「そうだけど……くそー。」
と言ったきり、江本は文句を言わなくなる。
そこは江本の優しいところ、なのかな。
「彼女喜ぶといいね!」
「そうだな。喜んだ顔、めっちゃくちゃ可愛いんだよなぁ。」
江本は彼女にデレデレのようで。
西田先輩もこんな感じだったらなーと思うとまたにやけてしまう。
ダメだ、頬が緩んでしまう。
急いで引き締め直そうとして、前を向いたその時……
「……え…?」
「ん?急に止まってどうした?」
固まってしまう私。



