先輩、好きって気づいてください!





その後もしばらく話していたらちょうどいい時間になったため、私は一人門へと向かう。



門に行けば壁にもたれるようにして立っている西田先輩の姿が!



絵になるしかっこよすぎる…!



それに門を通って帰る人たち全員西田先輩を見てるしかっこいいと言っている。



みんな西田先輩がかっこいいってわかってるんだ。



「写真、撮ろっかな…」



私に気づいていなさそうだったから恐る恐るスマホを西田先輩に向ける。



でもそういう時に限って……



「盗撮とか趣味悪。」



西田先輩はこっちを向いて私に気づくのだ。
あと少しだったのに…!



「盗撮じゃありません!
こんな堂々と撮ろうとしてるんですよ!?」



「そっちの方が気持ち悪い。」



なんか西田先輩、私のこときもいとか気持ち悪いとか言いすぎじゃないですか!?