でもどうしても明日まで我慢できそうになくて、スマホのロックを開けた。
「西田先輩、ごめんなさい……」
なんて口では謝りつつ、西田先輩に電話をかけた。
少しのコールの後。
『……もしもし。』
明らかに不機嫌そうな声がスマホ越しに聞こえてきた。
思わず笑ってしまう。
「すいません、夜遅くに。」
『わかってんならかけてくんなよ。』
「西田先輩の声、聞きたくなったんです。」
『あっそ。超迷惑。』
んー、やっぱり冷たい。
昨日のことが夢のようだ。
「じゃあ切ったほうがいいですよね。」
『ここまできたらもう遅いだろ。』
お?
ということは話してくれる、と。
やっぱり優しい!!
「じゃあ少しお時間いただけますか!?」
『ああ。うるさいから騒ぐな。』
「す、すいません……!」
だって嬉しかったんだもん。
仕方ない。



