「うぅぅ……。最悪……っ」 鏡を机の上に伏せて戻し、さっと顔をうつ向ける。 見られたくなかった。 響くんはブサイクだなんて言わないってわかっていたけれど、それでも見せられなかった。 山岸くんにブサイクだと笑われたことで出来た心の傷が、まだ残っているせいだ。 響くんのことだから、私のすっぴんを間近で見ても傷つけるようなことは言わないってわかってる。 だとしても、すっぴんを見せる勇気はなかった。 なのに……。 知らず知らずのうちに、素顔をさらけ出していたなんてーっ!!!