カーテンの隙間から差し込む光に瞼をくすぐられ、目をあけた。

いちばんに視界に入ったのは、すぐとなりで眠る響くんの顔。

むくっと上半身をおこすと、下はピンク色のズボンを履いているけどなぜだか上が下着だけになっていることに気がついた。



そっか……。

私、昨日の夜響くんと……。



上半身裸で眠る響くんを見ていたら、昨夜の甘い夜のことを思いだす。



お互いに生まれたときの姿のままキスしたり、抱き合ったり…。

ちょっと思いだしただけで、顔が熱くなった。



「ん……あれ、もう起きてたんだ?」



じーっと寝顔を眺めていると、響くんがぼんやりと目をあけた。