「奈央ちゃん、幼なじみだったらなんとかしてよ…」 「えー、ムリ。響が私のいうことなんて聞くわけないじゃん」 じゃあ私はやっぱり……。 早瀬くんとデートをしなければいけないの? 「はぁ……」 「アイツ、意外といいやつだからさ。1回だけでもデートしてあげてよ」 「えー……」 デートなんてしたことないし。 したいとも思わないのに。 だって私、男の子なんか嫌いだもん。 「ほら、早く行かなきゃ。響、たぶん靴箱で満瑠を待ってると思うよ?」 あぁ…。 このままずっと、教室から出たくない。