「満瑠ちゃんっ!今朝のこと、本当にごめんねっ!」 体育館につくと、すでに体操着に着替えたここちゃんが長い茶髪を揺らしながら走りよってきた。 「今朝、響とケンカみたいになっちゃったでしょ?もしかして響と一緒に登校する約束でもしてたかなぁって思って…。ごめんね、思いっきり邪魔しちゃったよね…」 「あ、いや……ぜんぜん大丈夫。一緒に行く約束してたわけじゃないから…」 いや、本当は大丈夫じゃない。 響くんと一緒に登校できなくて、すごく残念だったんだけどそれは言わなかった。