「あっ、響ーっ!」 後ろからここちゃんの声が聞こえてきた。 響くんと揃って振り返ると、青葉の茂った桜並木をここちゃんが走って向かってくる。 「あ、おはようここちゃん」 「えっ!ちょ……待って。ふたり…仲直りしたの!?」 ここちゃんは息を切らせながら、丸々と見開いた目で私と響くんを交互に見ている。 どうやら私と響くんが一緒に登校していることに驚いているようだ。