『うわっ……マジ勘弁なんだけど。漆島みたいなブサイクと、誰が付き合うかっつーの』



それは、忘れもしない今から1年前のこと。

中学3年生の春、2年間ずっと片思いをしていた人に勇気を出して告白をした。



『あー、気持ち悪っ』



……結果は、最悪なもので。

憧れていたあの人は、私の足元にぺっと唾を吐き捨てて去って行った。



中学1年生のとき、同じクラスになってからずっと好きだった。

悩んで悩んで、勇気をだしてようやく想いを伝えることができたのに…。



放課後の体育館裏で、私は見事にふられてしまった。