スカートを払って席に着くと、隣の秦野(ハタノ)君が起きていた。 ムードが戻ってまたいつもの授業中になった時間に乗っかるように、珍しく教科書を開いていたけど、 「…ねむ」 小さくそういって眠りの世界に戻った秦野君を私は見逃さなかった。 「…寝不足なの?」 いつもいつも寝ているキミに、これはちょっと間違えたかもと思ったけど。 わざわざ私の方を向いて、「寝不足」と答えてくれた秦野君にノックアウト気味だった。 …面倒だから寝不足にしといた感はすんごく否めないけどね。