3年経ってしまった、消せない話

そういう大好きな人達の笑顔はとても穏やかでした。

怒る事もせず、泣く事もせずにただただ笑っているだけでした。

少年は泣くのをやめました。そしてこう言いました。


「本当に?嘘付かない?」


勿論、と大好きな人達は言いました。少年は笑いました。

大好きな人達も笑いました。最後に彼らはこう言いました。


「姿はなくても、心は繋がっているよ」

「今はお別れだけど、必ずまた会えるよ」


少年は元気良く、うんと頷きました。

そして少年は大好きな人達に背を向けて、前に進み出したのです。

必ず来る再会を信じて。


『大好き』