「…………」

「あ、お願い聞いてもらって良い?」

「何だよ」

『チュッ』

「な…何するんだ」

「頬にキスしただけだけど?…仲良くしてくれて有難う。」

「ああ」

「これでようやくつっかえが取れた。気持ちを不完全に残すのはどうも嫌だから」

「そうか。でも頬にキスはないだろ」

「何処かの国ではお礼にキスをするって…違ったかな?あれ?結婚だっけかお礼は」

「お礼に結婚…そんな国はないぞ?」

「ガタが来たみたい。変な知識が混ざり始めてる…」

「やっぱりお前…              なんだな」

「さっきからそう言ってるでしょう?」

「…」

「さて、僕はこの辺で。会う事は多分…絶対ないけど、またね」