市川くんのさすがの手際の良さで、汚すぎた空き教室は、ホコリ一つない部屋に、生まれ変わった。
「本当っ〜にありがとう!市川くん!」
「ははっ、全然良いよ。三嶋さんのその笑顔見たかっただけだからさ!」
なんということですか…っ?!
こんな神様のような人いていいのですか…?!
「黒瀬と大違いだよ…いい人すぎる…心が浄化される…」
「愛斗も不器用なだけでイイ奴なんだよ。あ、三嶋さんって、愛斗と同中だったよね?」
「…うん。最悪だよ…まさか高校も一緒なんて…」
「ぷっ。ほんと可笑しい人だね。三嶋さん!愛斗あんなにカッコイイのに、最悪なんて言えちゃうなんてさ!」
あんな奴、所詮顔だけなんです。
あたしは断然市川くん派だもんね〜っ!
いつもこうやって助けてくれるし、気配りができる。
よし…なんかいい雰囲気だし…ここは意を決して…!

