私がそう伝えると龍樹は何も言わずに何処かへ行ってしまった。


そして、放課後。
私は、言われた通り例の公園に来た。


「萌愛、来てくれたんだ」
「うん」


風矢は私が着く頃には居て、部活あるくせに休んだのだと理解した。


「聞きたいことがあるんだ。板野龍樹と付き合ってるのか?」