「何口答えしてんの?まじありえない。」
そう言って、リーダー格の女の子が私に向かって拳を飛ばして来た。


私は、反射的に目を瞑るとちゃんと痛みが来た。
でも、風矢を私のせいで悪く言われるよりずっとずっとまし。私は、起き上がり女の子達を睨んだ。


「何?まだ、殴られたりない?」
そう言ってまた、手を振り上げた。


すると、横からその女の子の手を止めた人が…
「風矢…」


風矢だった。
「1人に対してこの人数はセコくね?」


そう言われると、
「これは…違うの」
「何が?」


「ごめんなさい」
女の子達は走ってどこか行ってしまった。