「そーかな?萌愛ちゃんって龍樹のこと好きなの?」


え、いきなり何を言い出すの?来季くんは。
「だって、女避けしてるし。」


あー、そっか。私が女避けをしてる理由言ってなかったか。


「好きって訳じゃないよ。龍樹は、私が風矢にフラれてるところ見てて私、人目も気にせず泣いてたの。それを撮られちゃって。

こればら撒かれたくなかったら女避けのため付き合えって言われたの。」


「あいつ素直じゃねぇーからな。まぁ、とりあえずこのことは龍樹に言ったほうがいいと思うよ?」
「でも…」