「お前なんかあっただろ?」
「何でもないよ?あ、ちょっと寝不足で…あはは」


「お前嘘下手すぎ」
「嘘じゃないよ!」


私はムキになってそう叫んでしまった。
こう言うところ私の悪いくせ。


余裕がなくなると人に当たっちゃうんだ。
「…ごめん。1人にさせて」


このまま龍樹といたら傷つける。
そして、私はお弁当を持って屋上に来たけど食欲はない。


「あれ?萌愛ちゃんじゃん!龍樹と一緒じゃなかったの?」