「え、そんな事ないよ!元気元気!」
そう言って笑うと香澄は疑いながらもそっかと言って話が変わった。よかった。


でも、誰がこんなこと…
ロッカーに入ってた紙をみる限り、龍樹のファンなのは間違いない。だって、


『龍樹くんと別れろ』
『ブス』
『男好き』


などなど…書いてあったから。
私だって、こんなことしたくてしてる訳じゃないのに。変わって欲しいくらいだよ。


「萌愛」


そんなことを考えていたら、もう昼休みで龍樹がいた。
「あ、ごめん。」