ついに文化祭当日。
無事プラネタリウムが完成し、クラスみんなプラネタリウムを見て楽しんでる様子。


私も、クオリティの高さにびっくりしていた。
すると、
「綺麗だな」


「わぁ、龍樹!」
「驚き過ぎだろ」


いきなり現れたら誰でもびっくりするでしょ?
それよりも、


「龍樹って、星とか綺麗って思うんだね」
なんか、ここ言うのに興味なさそうだから意外だ。
「お前は俺をなんだと思ってんだよ」


なんだと思ってるって、
「人間かな?」
「まじ、呆れるわ」


えぇ、私変なこと言った?
「これはもう十分見たし、他行くか?」
「そうだね!」


私達は私のクラスを出て、外を回る。
「人多いね」


「まぁ、一般の奴も来るらしいからな」
そう、私達の学校は文化祭の2日とも学校は開放して誰でも来れるようにしている。


「私、龍樹のクラス行きたい!トリックアート見て見たいなぁー…あ、ダメ…かな?」


私、勝手に提案しちゃった。彼女でもないのに、龍樹を私の行きたいところに連れてくなんてありえないよ。