私をいつも笑顔にされせくれた男の子。
私はその子が好きだった。


私、同じ人二回も好きになってたんだ。
「ふふ、じゃあ、着替えも持ってきたし帰るわね!」


そして、苅谷さんと入れ替わるように龍樹が入ってきた。


「よっ!なんか、解放するとか言っといて俺…」
「たっくん、なんでしょ?」


私は、龍樹が何か言うのを遮りそう聞いた。
「お前、思い出したの?」


「うん!」