俺、まだ萌愛に気持ち伝えてねぇし。
「あら、龍樹くんじゃない!」


そう言って病室に入ってきたのは、萌愛の家政婦の苅谷さん。


小さい頃、よく萌愛と遊んでいたから苅谷さんにもお世話になった。


「大きくなったわね!イケメンだし!」
「こんにちは、萌愛なんかあったんですか?」