だから、そう俺は萌愛にプロポーズをした。
「私、たっくん好きだから当たり前だよ!」


そう言ってくれた。でも、萌愛は忘れてるんだ。俺のこと。さっき名前聞かれた時ちょっとは期待したのにな。


久しぶりに高校で再会出来たと思ったら、萌愛の隣にはかっこいい彼氏がいて、萌愛も幸せそうだった。小2の頃よりも可愛くて明るくなってた。


あいつが萌愛を明るくさせたんだって思うと俺の入る隙なんてねぇーと思った。

だから、俺は諦めた。萌愛が幸せならいいって。でも、昨日萌愛があいつに泣かされてるの見てすげぇイラついた。


だから、もう諦めない。
萌愛にもう一度俺を好きになってもらう。