「おーなんだ、宮ノ越かぁー。

お前いつもキャピキャピしてんなー。

低血圧の俺にはよくわかんねー。」



そう言ってふぅーと煙草の煙を出す。

…うぅくっさ!


「先生、煙草っておいしいんですか?」


「まぁ、人それぞれだけど、

不味いよ。」



先生はそう言っていつのまにかフェンスを越えたところに座った。



「せっ先生!そんなとこいたら死んじゃいますよ!」



そこは落ちるか落ちないかくらいギリギリの部分で落ちたら、絶対死ぬだろう。



「別に、生きる意味もねーしな。」





「な、何言ってるんですか!わたしは先生に生きてて欲しいです!」