生意気な蛍君と腹黒な日南ちゃん

春風が優しく私の髪を撫でる。

鏡の前で新しい制服を身にまとった私を見つめる。

『…あぁ、今日も完璧…』

私、前川日南は今日から花の高校生活を迎える。

『あ、そうだ…』

新発売の桜色のリップグロスを唇に塗る。

『うるつやで可愛い〜!!これで男子も私にメロメロねっ!』

私は自分を可愛いと思っている。
これまでだって私に落ちない男なんていなかった。
きっとこれからも…