わたしたちは冬休みに突入した。

「さっむ!」

部屋に招いたあーちゃんが言った。

暖房器具が付いていないこの部屋で
あーちゃんと宿題するのはきつそうかも…

「こたつ持ってくる?」

「くるっ!」

わたしは「おっけー」と言いながらつい数ヶ月前まで使っていたしをんの部屋の押入れを開ける。

「おいしょっと。」

自分の部屋に持っていくとわたしはあーちゃんと温まるのを待った。


「ふぅ、あったかーい!」