――『結局は、関係ないからね。俺も百瀬も』





本当に。

呑気だったんだ。





だって、仕方ないでしょう。




穏やかな昼下がりのお日様と風は、


好きを身体にためておくことには限界があるんだって、勝手に傷つけられて勝手に期待させられるこころにはもうすでにひびが入ってるんだって、そんなことは何にも教えてくれなくて、

千尋が私のことを心配してくれている、ってそういう部分だけに下手くそな光と心地よさをあてたのだから。