「おいッ!」

和君が走ってきた。

「あんた達は、アタシに勝ってから。」

苺の言葉で周りから少しずつ人が集まってきたせいで、和君が後ろに後退りした。

「姉さん!この辺でいいっすかぁ?」

「うん。いいよぉ♪じゃっ、始めますか。」

私は地面におろされた。

「苺ぉ……」

和君──…。

「皆……行けるか?」

「当たり前じゃん。」

「柚姫、待っててね。」

「……悪ぃな…遅れた。もう始まんのかよ…。」

「気合い入れて……」

……………?皆の視線が、亜依に向けられた。

「亜依はダメ。」

「なんで?」

「女だし……怪我させたくない」

なら、祐芽は?

「あたし、空手二段だから。」

………………………………強ッ!

「やれるまででいいぞ?」

「わかってるよーん」

皆のやり取りを見てる間に、私は男達に囲まれていた。

「……嫌……なに…?」

「柚姫ちゃん、、、、、だっけ?」

怖いよ……

「こーゆーのは……初めてカナッ??」

……………………

『ビリィッ』

……………………

「……ッ…イヤァァァァァ……」

服を破られる。

「その反応じゃ、初めてっぽいなぁ………水で濡れてるから…余計」

……なんとなく、何されるかはわかった。

「嫌ッ!やめて……」

拒んでも

「……余計、そそられるんだけど…」

私が勝てるわけもなかった………。

「せーのッ」