「私、お邪魔みたいだし、上に行ってるから!」

荷物を持って立つと、亜依に手を掴まれた。

「柚姫?なんかあったの?顔色……悪いよ?」

………………座るしかなかった。

「苺が…ね?…………まぁイロイロ手ぇだしてきて、苦労してるんだ。」

私の作り笑いに、亜依はただ話を聞いて、尋は静かにミルクティーを作っている。

「や………やっぱり、上に行ってるわ★」

空気に耐えられずリビングを後にする。私が作った空気なのにね……。

部屋につくと、何にもしたくなくて、着替えてすぐ、ベッドに倒れた。

……………………

何にも考えたくない。

……………………

一人でいたい。

……………………

誰にも会いたくない。

……………………

のに……和君に会いたくなる。

そういう考えが、私の頭をぐるぐる回ってる。

……また明日は会えるよね。