えっ??これは、ナンパですか?………

「えっ……あの…その……」

戸惑う私と祐芽の手を引っ張ってきた。

「ちょっ……!離してよ!」

祐芽が抵抗しているけど、男の力に勝てるはずもなく。。。。。

「暇なんだろ?いいじゃねぇかよ」

私は何がなんだか分からなくなって体が動かず、ただ引っ張られている。

「嫌だってば。痛いから、離して!」

「…………オイッ」

後ろを振り向くと、和君と悟君がいた。

「悟、、、、!」

「お前、今何て言った?」

祐芽の口からこぼれた言葉に、男の人達が後退りする。

「誰の女に手ェ出してんだよ。」

悟君がこんなに怒ったのは見たことがなく、私はただただ唖然とするだけ。

「柚姫!おいで。」

和君が私を引っ張っると、私を引っ張っていた人はもう一人の人と、すぐに逃げていった。

「……悟。ゴメンネ?」

機嫌の悪い悟君に祐芽は駆け寄った。

「……怪我……ないか?」

「ウッ……ウン」

祐芽は怒られるって思ってたのかな。安心した顔で笑った。

「………柚姫?ゴメンナ……すぐ、行ってあげれなくて。」

和君の手が私の頭を撫でた。

「大丈夫だよ!少し驚いたけど。…………悟君の行動に。」

以外な返事に、目を丸くした和君。

「さっきの奴等は、俺達の…………う~ん…………後輩??……違うなぁ。………まぁ、そんなかんじの奴等。だから、頭上がんないんだよ。」

なんか……凄いな。。。。頷くだけの私。

「それよりさぁ!!」

私達3人は悟君の方を向いた。