だけど1つだけ、スッゴイ変化があった。

一目惚れをしたこと。

「明日また、見れっかなぁ。」

心の中でためきれずに、ついつい口に出てくる。
けど、これからの高校生活。

どうなるのか知るのは、もっと先の話。


翌日


今朝はいつもより寒く、7時30分に目が覚めた。

8時30分までには学校につかないといけない。

少し早いけど、7時50分に家をでた。

学校に着いたときは、凄い静かで、教室には俺一人。

静かすぎる…!

そう思ったとき、教室の後ろのドアが開いた。

「………」

あいつだッ……

ヤベェ…こっから逃げてぇ…

「…オハヨウ早いんだね」

…!!初めて聞いた、あいつの声は高くて綺麗だった。

「オウッ!…家は暇だから…」

俺は戸惑いつつも、返事を返す。

戸惑いながら言った俺は、あいつと話せた嬉しさから、自然に笑顔になった。

「そういやぁ、…名前なんて言うの?」

俺が話しかけると、あいつはこっちを向いた。

「柚姫…桃井 柚姫」

「俺は宮野 和詩。和でいいから!ヨロシク」

そう言うと桃井は

「私柚姫でいいよ」

ッて言ってきた。

「オッハーヨー!和~~☆」

「悟…今日はまた…

「おやッ?俺、お邪魔だったかな?」

『うるさい』ッて続けようとしたけど、悟の言葉で消されてしまった。

「ごめんねぇ。。。悟タイミング悪かったね…」

祐芽が悟に変わって謝ってきた。

そんなやりとりをしているうちに、部活の終わった人達が教室に入ってきて…。

『キーンコーンカーンコーン』

チャイムの音が鳴って、皆、急いで教室に戻る。

「着セーキ」

桐原の声が教室を響かせる。

「でわ、昨日言ってた委員会を決める!学級委員は推薦で決めるから紙に男子、女子の名前を書いて持ってこい」

俺は委員会とかヤル気ねぇから、こうゆう時は、祐芽と悟の名前を書く。

「早く終わんねぇかなぁ」

心の中で呟く。


。。。。数分後。。。。


「学級委員は宮野と桃井だ!二人ともやってくれるか?」

………!?…俺?なぜか、学級委員に決まってしまった俺…。