「和詩、携帯にどれ貼る?」

「ん~…これにする…」

今は、近くの公園で座っていて、携帯に貼るプリクラを選んでいる。

「それはダメ!!」

「何で?」

俺が見せたのは勿論ちゅープリ。

「恥ずかしいでしょ//」

「俺全然恥ずかしくないし。」

と言うよりもう貼っちゃいました。

ちゅープリを貼った携帯を柚姫に見せたらまた、馬鹿って言われた。

「柚姫もこれ貼ろう!!」

「ムリムリ!!」

そ…即答ですか…。

「絶対嫌??」

「…絶対じゃ…ないけど…」

柚姫、顔が赤い…。

そんな柚姫をみて可愛いと顔を緩ませるのはきっと、俺だけじゃないだろう……。

「じゃあもう貼っちゃおうぜ!」

俺は勝手に柚姫の携帯にプリクラを貼った。

「ちょッ!!」

慌てながら携帯を見る柚姫。

でも取り返そうとしないのはいいって事だろ??

「…柚姫…」

「ん?」

────顔を上げた柚姫にそっと触れるキスをした。

「最近、親とどうなの??」

「…出てけって言われた。まだ家にいるけどね…」

「大丈夫なのかよ…。」