「よっ。お二人さん。デートの帰りか?」 「どこをどー見たらそー見えんのよ。ユーはちゃーんと女の子してんじゃん」 「いや、そっちじゃなくて、きぃが男に見えた」 「目ん玉くり抜くぞ!」 「おお、こわいこわい」 そうおどけて見せる翔に、掴みかかるきずな。 「ぷっ、あははっ!」 二人の楽しそうな姿を見ているだけで、僕も何だか楽しくなって、気付けば笑っていた。