黒い塊は先程と同じように、僕の手に身体を伸ばしてくる。 ……もしも、このまま自分が食われたら。 そんな最悪な想像が、ふと頭をよぎる。 駄目だ。 今は、そんなこと。 ごくりと唾を飲み込んで、震えを抑え、札を押し込んだ。