「なんでそうな冷静なの？！
ほんと何でも出来るのね…見直したよ。」

「そんな大袈裟な〜」

私が出来ることなんてそんなに多くないのに。

「あのねぇ、しぃは自分で思ってるより…」
「伊藤さん…！」

ん？誰？！

「ちょっと杉田邪魔しないでよ！」

「だって、急にこんな結果見たら 誰だってびっくりするよ？！」

急に呼ばれたかと思ったら、次は急に顔を覗き込まれた。
杉田君か、

「伊藤さん、運動できたの…？」

しまった、いきなり本領発揮して注目を浴びるとは考えて無かった…

「ちょっと色々あってね？運動するのは大好きなの。」

「そ、うだったんだ…
それでもこの結果、凄すぎるよ。」

そんなに凄かったの？

「あ、ねぇ伊藤さん！バスケ出来たりする？？」


「バスケ？？出来るけど…」

昔、ちぃ君と一緒にしてたから私の得意競技。

「マジ？！あのさ…良かったら放課後一緒にバスケしない？
今日１年生全員来れない日でさ〜。人数も少ないし…どう？」

「え、いいの？」

「もちろん！」

バスケするなんて、本当何年ぶりだろう…
放課後が楽しみ！