「紫音そろそろ時間じゃない?」

「本当だ、」

3人でたくさんお話ししてたら、あっという間にもう14時半。

楽しい時間は一瞬だね…。

「庄司さんごちそうさまでした!
また来ますね!」

「あら、もう帰っちゃうのね…寂しいわぁ。
いつでもいらっしゃいね、お2人さんっ」

たくさんサービスまでして貰っちゃった。

「…はい」

「ん?なに?」

お店の外に出るなり手を差し出された。

「行きはダッシュしたから手、繋げなかったし…。」

…何それめちゃくちゃ可愛くないですかちぃ君?!

出された手に自分のを重ねると、またまたちぃ君は耳を赤くして歩き出した。

…愛おしいと言う感情はこう言う事なのか。カッコいいと大好きの最上級が可愛いなのか。

とりあえず、ちぃ君への愛おしさのおかげで頑張れそう!