愛を私の音色に乗せて。



「お2人とも、何食べる?」

んーいっぱい頭使ったし、甘い物食べたい。

「私、タルトセットとアイスミルクティで!」

「俺はサンドイッチとアイスコーヒーでお願いします」

「はーい、少々お待ちください♡」

庄司さんは厨房に入っていった

それにしても、さっきから気になるのが…

「あの…なぜ手をつなぐ必要が?」

そう、さっきからずっと手を繋がれている。

「紫音が悪いんだよ?店入ってすぐにあの人に抱きつかれてんじゃん。
…そんなの嫉妬しない彼氏なんていねぇだろ。」

そう言ってそっぽを向いてしまう。

「…ちぃ君も嫉妬とかするんだね」

「…悪いかよ。」

耳まで赤くしてて、なんかちょっと、

「可愛いねちぃ君」

「…うるさい。こっち見ないで。
ほら料理きたよ?」

恥ずかしがってるところとか、稀の稀。しっかりと目に焼き付けとかないと…