お互いに、一言も話さずに集中する。
隣ではパソコンを打つ音が聞こえるけど、どんなことしてるかはわからない。

よし。今日までの範囲はとりあえず終わったかな!
今回のテストもそれほど心配なさそう

もう12時を回りそうだし、寝よっかな。
教科書やらをパタパタと直していく

「あれ、紫音勉強終わったの?」

ちぃ君がパソコンから目を離して聞いてくる

「うん!もう寝よっかなって」

「ちょっと待って、あと2行で終わるから」

「うん…?」

よくわかないままちぃ君を待つ

「終わった!待たせてごめんね」

「全然いいよ?」

「久しぶりに一緒に寝よ?」

「…えっ」

「だめ?」

「いやっダメじゃないけど…暑くない?」

「クーラー掛ければ関係ない。よし行こ」

前に、

「毎日一緒に寝る」

なんて言われてたけど、
あれ以降、2人とも何だかんだ忙しくて結局別々で寝ていた。

だから、忘れてると思ったのに…
一緒に寝るとね、ドキドキしてなかなかねれないんですよ。