…なんかあったかいんだけど、
「…んぇ、」
ソファで寝てたはずなのに、なぜか自分の部屋にいる…
「え、ちぃ君…？」
床に座ってベットにもたれて寝てしまっている
…しかも手を繋いで。
「…ん。紫音起きた？」
「ごめんね起こしちゃって、ここまで運んでくれたの？」
「起きてリビング行ったらソファで寝てるんだもん。
この時期でも風邪引くかもしれないから」
「ありがとう。
えっと、今何時？」
「10時だよ」
2時間くらい寝てたのか…
「紫音疲れてるでしょ？
今日の仕事はもう終わったんだから、ゆっくりしなよ。」
「うん…」
ちぃ君とこうやってゆっくり話すの久しぶりだなぁ。
そういえば、デートした事ないね、私達。
「ねぇちぃ君、」
ちょっとくらいわがまま言ってもいいよね？
「どした？」
「…デートしたい」
恋人っぽいこと、ちょっとしてみたいな。
「…いいの？」
「え？」
なんでちぃ君がいいかどうか確かめてるの？
「だって…紫音最近忙しそうだし、
今日だって疲れてるみたいだから」
んふっ、気を使ってくれてたんだね。
「ありがとっ。でも大丈夫だよ！
それに、最近ちぃ君と一緒居れてないし…
だから、お出かけしたい！」
「ふはっ、喜んで。
じゃあ用意して来るわ」
「はーい！」
今日一日一緒にいられる…！
何着て行こっかな〜。
