「そうだ、今からご飯作るんだけど…食べて来た?」

「…紫音、料理出来るの?」

「出来るよ!?長い間一人暮らしみたいなもんだし。
…食べられます?」

「是非」

「はぁいっ
また後で呼びに来るから、ゆっくりしててね」

そういや、昔ちぃ君家に行った時、オムライス出してもらったなぁ、

「できたよ〜!」

めっちゃいい匂いする〜って言いながらリビングに顔を出すちぃ君。

誰もいない家が当たり前だったけど、
今日はなんだか心が暖かい。

「オムライス、?」

「嫌いじゃない…?」

「めっちゃ好き!」

なんか可愛い。やっぱり昔の記憶正しかったんだね



「…まじ美味かった。」

「ふふっ、ありがとう!」

「なに、可愛い上に料理できるとか最高すぎない?」

「…ん?えっ?」

なんか幻聴聞こえた気がするのは気のせい?

「うんやっぱ可愛い」

私の頭をポンポンして、食器を洗い始めた

…なになになになにが起こったの?!ちぃ君が少女漫画すぎてついていけないのは私だけですか?