母親は夕食の支度をして



子供達はたくさん遊んで

夕方

汗びっしょりかいて

ただいまー!!

と帰ってきて



お腹がペコペコだから

母親が作ってくれたご飯を食べて



お風呂に入って



大好きな本を読んでたら

だんだん眠くなってきて

(仕方ないや、続きは明日また読もう!)

とお布団に入って…




母親は

日が暮れて少し涼しくなった夜風を

窓を開けて入れながら

蚊取り線香を炊いて…



遊び疲れて眠った我が子のそばに行き

蹴飛ばした布団を

お腹が冷えないようにと

かけてあげて

そっと頭をなでながら



明日のご飯は何にしましょう…とか考えたりして…






そんな普通の夜を過ごしたんでしょう…





明日も今日と何も変わらない1日だと

誰も疑うことなく…



明日

その土地で

何が起きるかなんて




誰一人

知る人なんて

いない夜に…。