君はアイドル



恐る恐るエレベーターに乗り、綺麗に塗装された廊下を歩きドアの前でどちらがインターホンを押すか揉めていると、ガチャッと扉が開く。


「……何してんの。」


「いや、緊張するから……」

入れよ、と開けられた玄関にまず、私達は思わず叫ぶ。


「ひろっ!!」

またまた場違いな所に来てしまったと後悔していると、1つだけ置かれたパンプスが目に入る。


「ね、ねぇ綾子今日ってメン……」

「青!早く!」

綾子に気づかせようとしていた所を流星に腕を引っ張られた。

リビングに連れて行かれると、丸いテーブルを囲むメンバーとウェーブがかった長い髪の綺麗な顔立ちの女性がこちらを見ていた。


「…はじめまして、お邪魔しまーす。」