「何…!?」


教室に入ってきたガラの悪い男を警戒して後退りする立花さん。


河野は教室のドアを閉め、鍵もかけ、ニヤつきながら立花さんに近づく。


「やだ…来ないで……」


恐怖に歪む立花さんの顔。


チラッと隣に立つ理沙を見ると、快楽に溺れてるような表情だった。


「いや……」


教室の窓際に集められてる机に阻まれ、立花さんはこれ以上後退りできなくなった。


「助けて……っ!動画なんて撮ってないで助けてよ…っ」


目に涙を浮かべてる立花さんがスマホに映る。


……自業自得…。


「先輩に向かってその口の利き方はないっしょ」


河野が立花さんの肩を抱きながら囁くように言った。


「触らないで…っ!」


逃げようとする立花さん。


だけど、河野は逃がさない。


そのまま立花さんを机に押し倒した。