すっかり乗り気な二人の空気に水をさすのは気が引けて、動画を撮る方向のまま話が進む。


「問題はどう誘きだすかだよなー」


…もうどうでもいいや。


立花さんのことなんて。


知ったこっちゃない。


「告白ほのめかすようなこと書いて下駄箱に入れるとかでいいんじゃない?」


「美夜乗り気じゃん」


私1人でやるわけじゃないから別にいい。


もう私はすでに悪女なんだから…。


「やるからにはってことだよな!徹底的にやってやろーぜ」