へ…?


姫に…? 


「だって…コウちゃんは……」


私のことがきっと大嫌いなんだよ…。


だからあんなことして、私が抵抗してもやめてくれなかった……。


あんなコウちゃんやだよ…。


「別に聖輝1人が反対してるだけで、俺ら3人は歓迎。美夜は可愛いから使い道ありそーだし」


…だけど……私が姫になったら…コウちゃん、もう2度と私と口利いてくれないんじゃないかな…。


「聖輝の姿見て怖くなったわけ?」
 

コクリ…頷くしかなかった。


男の人にあんなことされたら誰だって怖い…。


それがコウちゃんであっても、なくても。


ただ、コウちゃんだったから余計にショックだった。


「聖輝、よっぽど美夜のこと嫌いらしいな。見ててよーく分かったよ」


凛空の言葉がトドメを刺した。