景の言葉が脳裏をよぎる。


「……ごめんね…コウちゃん…」


ごめんなさい…。


私が自己チューだから。


だから…コウちゃんを追いつめてしまった。


「俺、美夜には感謝してるから。だから謝んな」


優しいコウちゃんだ…。


私が罪悪感を覚えてることを察してそうやって言ってくれる。


優しいコウちゃんが戻ってきた。


…戻ってきたはずなのに……心は晴れない。


「俺が話したくて話してるし、ちゃんと過去と…自分の罪と…向き合いたいから話してる。だから聞いてほしい」


……っ。


コウちゃんは優しすぎるよ…。


心が綺麗すぎるよ…。