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昨日は長い１日だった。
昨日の出来事がすべて夢ならいいのに。
コウちゃんと話せたことも夢でいい。
だから…これが現実だなんて言わないで…。
中学の卒アルの写真だろうか。
海のような青色を背景に微笑む立花さんの遺影が目の前に飾られている。
これが現実なんだ。
コウちゃんが脱け殻のようになってしまうんじゃないかって心配だった。
だけど頑張って気丈に振る舞ってるのか、いつも通りだった。
やがてお葬式は終わり、数少ない参列者はみんな素っ気なく立ち去ってしまう。
立花さんは…寂しかったんだと思う…。
そんなとき、輝嵐と出会って…。
救われたはずなのに…。
私が奪った…。
